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甘いキスを永遠に

第71章 教育方針

夕日を背にした元哉が黒く縁取りとても大きく見えた。


「迎えにきた」


元哉は笑ってた。


「うん、帰ろう」


私も笑顔で返した。


元哉は私と海の持っていたススキを持ってくれた。


大きな手で片手でがっしりススキを握りしめていた。


三人連なってススキ野原を歩いた。


元哉の後ろ姿が頼もしく見えた。


いい父親でいい旦那さん。


私は幸せだ。


その幸せに感謝しながら家路に向かった。

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