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甘いキスを永遠に

第73章 知らない方がいい

元哉が風呂に入る音が聞こえた。


もし、スミレちゃんの所に行っていたのならお風呂わざわざ入るかな?


考えたらキリがない。


詮索するの止めよう。


私はギュッと目を閉じた。


閉じると夏木さんの事が頭に浮かんだ。


昔の事がフラッシュバックした。


『私の心の定員は一人』


そう和真に言った。


きっと今私の心には夏木さんがいて、
元哉は家族の枠に入ってしまったんだ。

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