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甘いキスを永遠に

第74章 欲望と罪悪感

ゴムを外し処理して、ズボンを履き直し煙草を吸った。


「社長…捨てないで下さいね。私なんでもしますから」


「無理、終わりにする」


「私、女将さんに言いますよ」


俺は振り向いてスミレを睨みつけた。


「帰る」


俺はスミレのアパートを出て、麻実と海の元にフラフラ重い足取りで戻る。


海が受験だっていうのに俺最悪の父親だな。


罪悪感で押し潰されそうだった。

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