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甘いキスを永遠に

第75章 震える心

来るべきじゃなかった。


私は後悔した。


後悔してるくせにこうなる事も予感してた。


緩めた夏木さんの腕をゆっくり振り解き振り返った。


「ごめんなさい、帰ります」


胸が苦しくなる。


すると、夏木さんはとうとう私の唇を奪った。


「…んん、やめっ」


抵抗し涙が溢れた。


夏木さんは止めてくれなかった。


私は抵抗しなくなった。


私は夏木さんを受け入れてしまった。

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