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甘いキスを永遠に

第76章 母として

あれから夏木さんは何度かメールを寄越したが私は返信しなかった。


私は何事もなかったようにやり過ごした。


二度と夏木さんとは二人で会うまいと思っていた。


その先に何があるのか予想出来たから。


そしてその先に一歩でも踏み入れたら二度と戻れなくなると思ったから。

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