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甘いキスを永遠に

第76章 母として

「ご馳走様」


最後のお茶を飲み夏木さんが元哉に言った。


「ありがとうございます」


元哉はいつも通り深く頭を下げた。


「とても美味しかったよ。いい店だ。女将も美人だし…」


口角をあげニヤリと笑いかけた。


私はドキリとした。


それがとても挑戦的な笑みに見えたのだ。

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