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甘いキスを永遠に

第76章 母として

私は慌てて伝票を夏木さんの前のテーブルに出した。


夏木さんはきっちりお金を出した。


私はそれを受け取り、領収証を渡そうとしたら落としてしまった。


領収証を拾おうと夏木さんと同時にしゃがんでしまった。


カウンターの下で目が合った。


慌てて目を逸らし、領収証を拾い上げ渡した。


「すみません、ありがとうございます」


私はそう言ってドアまで見送った。

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