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甘いキスを永遠に

第76章 母として

「ご馳走様…」


夏木さんがそう言ったので、ふぅと肩を撫で下ろした時だ。


小さく「外で待ってる」と言って店を出た。


えっ?


私は外まで見送れない。


うろたえながらも、カウンターを片付けようと、
夏木さんの座っていた席を見ると携帯が置かれていた。

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