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甘いキスを永遠に

第79章 何事もなく

「元哉、どうしたの?」


私は着物の帯を解きながら聞いた。


「いや、いいんだ…」


「そう…」


元哉は真っ直ぐ浴室に向かった。


私は二階へ向かい、海の部屋のドアを叩いた。


「ただいま」


「お帰り」


ドアを少し開けると海は机に向かっていた。


「ご飯食べた?」


「うん」


私はそれを聞いてドアを閉めた。


奥の寝室で着物を脱ぎ、部屋着に着替え、また階段を下りた。

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