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不良系男子×真面目系女子

第1章 転校先

ここ屋上???

桜陽:瀧沢。
美魅:あ、の…ごめ…
桜陽:聞け。
美魅:ごめんなさ……
桜陽:瀧沢!!!
美魅:ビクッ
桜陽:とりあえずこれ着とけ。

そう言って錦乃くんは自分のブレザーをあたしにかけてくれた。

美魅:お兄ちゃん……?
桜陽:あ?
美魅:あ、いや…。あの……
桜陽:兄貴いたのか?
美魅:さいてーなお兄ちゃんだったけど…大好きだった………。
桜陽:そっか……
美魅:錦乃くん…ありがとう。もうあたしはいいよ??戻って?
桜陽:馬鹿。そんな顔してるくせに置いていけるか。
美魅:ウッ…(泣)あたし…(泣)
桜陽:悪かったな。多分俺のせいだ。
美魅:違う……あたしが…ブスのくせに生意気だから…

錦乃くん優しいんだね。
だからお兄ちゃんと重なるんだ。

美魅:(メガネ外して涙拭く。)あたしお兄ちゃんにブスブスって言われて育ったの。まぁブスなんだけど…。さいてーなお兄ちゃんだよ…本当に……。
桜陽:お前その顔………

あ、やばい。
メガネ外して………

美魅:ご、ごめん!醜いものを…
桜陽:………

あれ?
どーしたんだろ。

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