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ふたりのカタチ

第15章 ありがとう

言うことを聞けば良かった…
目が覚めるとダルさと熱っぽさで
どうにもならない…
とりあえず服を着せようとしてくれたような形跡があって
手こずった様子が目に浮かびクスっと笑ってしまった

一人で起きて出掛けたらしく
いってくるよ、とメールが来ていた

具合が悪いことを聞けば
きっと自分のせいにしてしまうだろう
気になって仕事に影響でも出てしまってはいけない…

そう思ったらいつも通りに『おっはよ(^-^)v』とメールを返した

店は休みにした…
どうか彼が何も気づきませんように…
会いに行くよって言ってきませんように


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