ふたりのカタチ
第15章 ありがとう
かずちゃんは黙って私をふんわり抱き締めた
「あやのサンのおふくろさんの料理美味しかったな。あやのサンの料理上手は、おふくろさん譲りなんだね…」
悲しいからではなく
幸せでも涙は出るんだ…
こんな気持ちってどうしたら伝わるんだろう…
「あやのサン…」
何にも言わず、ずっと抱き締めてくれている
「悲しいんじゃないの」
「うん、わかってるよ」
「すごく…幸せなの…」
「うん…オレも…」
「おふくろさんのためにも…あやのサンを大切にしないとね」
「ありがとう…」
「大好きだよ、あやのサン♪」
「私も…だーい好き♪」
「ずっと…」
私の顔を両手で挟みまっすぐ見つめて
ニコッと笑ったあと真顔で言う
「ずっと…味方でいてね」
◆◇◇◇お◇◇◇わ◇◇◇り◇◇◇◆
「あやのサンのおふくろさんの料理美味しかったな。あやのサンの料理上手は、おふくろさん譲りなんだね…」
悲しいからではなく
幸せでも涙は出るんだ…
こんな気持ちってどうしたら伝わるんだろう…
「あやのサン…」
何にも言わず、ずっと抱き締めてくれている
「悲しいんじゃないの」
「うん、わかってるよ」
「すごく…幸せなの…」
「うん…オレも…」
「おふくろさんのためにも…あやのサンを大切にしないとね」
「ありがとう…」
「大好きだよ、あやのサン♪」
「私も…だーい好き♪」
「ずっと…」
私の顔を両手で挟みまっすぐ見つめて
ニコッと笑ったあと真顔で言う
「ずっと…味方でいてね」
◆◇◇◇お◇◇◇わ◇◇◇り◇◇◇◆