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スケットダンス ─桜の葉が咲く頃に─

第3章 スケット団の存在

ヒメコ「ここが部室や」
ボッスン「適当に座っててくれ」
ヒメコ「今お茶煎れたるからな」
「ありがとう」
スイッチ《ところでさっきの話の続きだが、安形と榛葉道流とは知り合いなのか?》
「うん」
ボッスン「サーヤとも知り合いなんだとよ」
ヒメコ「そうなんか。ってか、なんでアンタがそんなこと知っとん?」
ボッスン「家が隣で昨日あったからだよ」
スイッチ《何?》
ヒメコ「それホンマか?嘘ならしばくぞ」
「本当だよ。たまたま引っ越した先が藤崎くん家の隣だったの。その時に沙綾ちゃんのことも話したの」
ヒメコ「あいが言うんならホンマやな」
ボッスン「え!?なんで?そんなに俺って信用ない?」
「スイッチくんとも昨日会ったし」
ヒメコ「ホンマか?」
スイッチ《ああ、たまたま会っただけだが》
ヒメコ「ってことはアタシだけがあいのこと知らへんかったんか……。なんかな……」
ボッスン「俺たちだって詳しいことは知らないぜ」
スイッチ《ボッスンが一番わかってるーー》
ボッスン「声高っ!いや、そうだろうけど」
「ねぇ。部室って言ってたけど、何の部活やってるの?」



あいの存在の話をしている3人。その間あいは周りを見渡していた。







「部室ぽいもの何にもないけど……」

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