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スケットダンス ─桜の葉が咲く頃に─

第1章 日本に帰ってきました(・o・)ノ

『………にご搭乗される……』



「うーん。久しぶりの日本はいいな」


アメリカから帰国した紫織あいはひとまず、兄‐難波雄哉の元に行く為にタクシーに乗り込んだ。


「すみません。櫻琳学園まで」
運転手「わかりました」





キィー。

運転手「はい。到着」
「ありがとうございます」



凄いな。やっぱり……。


?「どちら様ですの?」
「はい?」


ものすごく大きい建物。来る度に戸惑ってしまう。
そして、今日も……。





?「あなたはどなたですの?」
「わ、私は……」
雄哉「あい。何してんだ?」
?「難波様。お知り合いですの?」
雄哉「うん。こいつは俺の妹」
?「妹!!??」
「は、はい。紫織あいです」
?「でも、名字が……」
雄哉「だって、親の連れ子通しで、再婚はしてっけど、籍は入れてないから。で、紫織ってのは俺の母親の旧姓……ってのもおかしいか」
?「妃鞠様。どうなされました?」
妃鞠「小町。何でもないわ」
小町「え?よろしいんですか?あの子を難波様の近くに置いて」
妃鞠「あの子は難波様の妹さんらしいわ」
小町「あの子が……」
雄哉「もういいかな?僕もあいに話があるし」
妃鞠「……もちろんですわ。行くわよ、小町」
小町「は、はい!」

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