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スケットダンス ─桜の葉が咲く頃に─

第1章 日本に帰ってきました(・o・)ノ

二人を置いて、雄哉の部屋に行く。



雄哉「やっと会えたー。あいー」
「もう、離れてよ。お兄ちゃん」
雄哉「ごめん、ごめん。で?」
「あ、うん。これがママから頼まれた荷物」
雄哉「ありがとう。あいが通う学校ってどこ?」
「開盟学園。沙綾ちゃん達がいる学校」
雄哉「達?」
「うん。安形先輩と道流先輩」
雄哉「あの二人……か。家は?あの母親のことだから、どうせ一人暮らしなんだろ?」
「うん。ここだよ」
雄哉「ふーん。今日はどうする?」
「帰るって言うか、私が暮らす家に行くつもりだけど……」
雄哉「まだ、行かなくていいんだろ?」
「うん。4月からじゃないから問題有なんだけど」
雄哉「あいなら平気だろ。惣司郎、生徒会長になったって知ってるか?」
「ううん。面倒くさがりの安形先輩が?」
雄哉「道流も庶務になってるらしい」
「そうなんだ……」
?「おい、雄哉。女連れ込むなって言ってんじゃん」
雄哉「残念。こいつは俺の妹」
「はじめまして。紫織あいです」
直哉「……直哉。よろしく」
「は、はい……」
雄哉「うーん。直哉、今日出かけるから」
直哉「帰って来ないのか?」
雄哉「多分」
「えっ?」
雄哉「片付けとかするんだろ?手伝ってやるよ」
「ありがとう。お兄ちゃん」

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