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スケットダンス ─桜の葉が咲く頃に─

第5章 生徒会メンバーとの遭遇

スイッチ【あいは安形のことが好きなのか?】


振り返るとスイッチが一人、立っていた。



「うん。ずっと」
スイッチ【ずっと?】
「多分、一目惚れだから……」
スイッチ【そうか】
「ほかのみんなは?」
スイッチ【生徒会室だ。そろそろ来るんじゃないか】
「そう……」



まさにその時、声がした。



ボッスン「あいー。先に行くなんてひでえよ」
「あ、ごめんね」
ヒメコ「何かあったん?」
「ううん……何もないよ」
有紗「今度の休み、ミモリンの家に行くことになったから」
「うん。わかった」
有紗「詳細はまた今度だけど。安形先輩、ちゃんと来るといいね」
「え……?うん」
ボッスン「えーなんで、安形なんだよ」
ヒメコ「空気よめや。あい、来るからな。きっと」
「……うん。ありがとう」




一人、ボッスンだけがあいの気持ちに気づかずにふてくされていた。

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