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「由奈、マジになったところ
悪いけど建先輩だけはやめて」

「…光までそんなこというの？
とってもいい人なのに？
遊ばれるくらいいい人なのに？！」

「由奈、落ち着いて
遊ばれてるのは沙由里の方だよ。
遊ばれてるのは由奈だよ。」

「…私、遊ばれてないよ？」

「高橋からも前聞いたでしょ。
…その…由奈が建先輩の玩具って話…」

「あんなの嘘に決まってるじゃんっ！
普通の中学生が言えることじゃないって〜」

「新庄建は普通じゃないよ。」

「光おかしいんじゃないの？
熱でもあるの？」

「由奈、お願い。
マジで目さまして。」

「…もういいよ
今日はやめようよ…」

「わたし、これ以上由奈が
傷つくのは嫌なの！」

「光！やめて？！
私傷ついてないし！
もう帰って！」

「由奈！」

「親呼ぶよ？」

「…分かった。今日は帰る
またくるね…。」


光はさみしそうに帰って行った