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Hな片想い♡

第12章 愛する人と

先輩……。
私貴方に狂ってる…

もうどうにでもして……。


「松崎さん……」


そう言ったきり、
先輩の動きは止まった


「建…先輩……?」

「松崎さん、やっぱ俺、無理だよ」

「どうして!そんな…」

「だってこれ悪いことだもん」

「でも、私…」

「松崎さん、こういう関係は
よくないと思うんだ」

「どうしていきなり…」

「俺、……」


怖かった
次にくる言葉が予想できたから


「彼女、いるの?」

「…うん」


私の淡い期待は消えた
目の前は真っ白だ


「ま、まぁそうですよね!
なんかごめんなさい!」

「松崎さん、でも!」

「私帰ります!失礼します!」


笑顔で着替えて
教室を出ようとした


「松崎さん!」

「…はい」

「あの、…ね、」


優しい言葉を掛けてくれるのかな?
それとも怒鳴られるのかな?


「今日のこと、誰にも言わないでね
…特に、沙由里には…」


そう言い残して
建先輩は去った

その言葉が、私には一番傷ついた

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