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秘密の蜜は甘い

第12章 気が付けば



「あー俺知ってるよ、連れて行ってあげる」



そうやって言われて強引に腕を掴まれ、あたしはとりあえず付いていく。


道案内してもらってるのに、文句つける訳にはいかないもんね。



だけど行く方向は、
屋台では無かった。


屋台と逆方向に引っ張っている。




「あっあの・・・屋台」

「まぁーいいからいいから」



腕をぎゅっと握られて痛い。




「大丈夫。リンゴあめより、
楽しい事が待ってるからねぇ?」

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