テキストサイズ

心から

第2章 冷たい温度

僕はユメをデートに誘った。

4回目のデートも
誘ったのは
やっぱり僕の方だった。

ユメから誘ったことなんて無い。

電話も、メールも、『おはよう』も、
彼女から来ることは決して無かった。


ナゴミの言葉と
何か関係があるのか?

聞けなくてもせめて、
ユメのことが
少しでも知れたらそれでいい。

僕はまだ、
彼女の気持ちも何も知らない。

それだけは痛いほど解るから。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ