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真っ赤な家庭

第3章 取調室



「動機ですよね、
私、夫が大好きなんですよ。

夫はとても優しくて私が病気のときも病院へ行って薬まで取りに行って来るんですよ。」



理解出来ないことを話した。




バンっ!



「じゃあ、何で殺したんだよ、しかも指紋まで抉り取りやがって!」



中村が耐えきれず、大声を上げながら机を叩いた。









確かにそうだ。


一体この夫婦には何があったんろうか、

しかも、あの切断の切り口は普通の主婦で出来るものではない。





「この人を葬ってあげないと始まらないんです。」





笑顔で答えた。



慌てた自分がいた。

これは精神鑑定が必要で下手すると39条が付きまとう。

加代子は知っていてそんなことを言っているのではないのか?


精神鑑定になったとしても、そんなに甘いものではない。



加代子は笑顔だった。




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