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真っ赤な家庭

第2章 手荷物



その日は秋が深まる季節なのに台風が近づいているせいか、



スコールの様な激しい雨と変にむし暑い日だった。




ある事件が終わりひと仕事を終えて机の上で眠りついていた。


「先輩っ、だめっすよ。始末書書かないとヤバいっすよ。」


耳元で中村が五月蝿い。


「もう少し休ませてくれよ、歳老いた身体にはこたえるんだよ、もう定年だしな。」

「何言ってんですか、マル暴の邪魔したんですから、二課はカンカンですよ。」









一課の捜査と二課の捜査がバッティングして、結局殺人ではなかったから二課のお手柄の邪魔をしたことになった。


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