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真っ赤な家庭

第4章 嘘



「では、言いますね。」


と言って加代子は口を開いたまでは何とか覚えている…











気が付いたら表の非常階段を降りていた。











ガッ!








自分の背中を誰かが押した。



面会室の階は15階。

降りているここは13階辺り…



上から松本の声がする…


何を言っているのか分からないが…




冷たい…



激しい雨が自分を刺し続ける…







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