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いちご いちえ

第2章 だいすきなレイ

ふざける私達の前を

面白く無さそうな顔して
素通りするまり

その後を追うサチ。



サチは美羽の顔をチラッと覗き
何か言いたそうに
口を小さく開いた後、すぐにぐっと噛み締め教室に入って行った。


「コラ!誰だそんな所に机出した奴は。早く戻しなさい」


あぁ…
怒られちゃった。

「仕方ない…悠吏運んで!」


「えーっ?何で俺なんすか?」


「良いから早くっ!」

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