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「ほんと、お前ドジだなぁ、不注意。」

スケが荷物を持たされたからか、不機嫌そうに私に言った。


うん……


本当にそうだなぁ……



「ごめん……」



私はスケの言葉に反論することも出来ずただ謝ることしか出来なかった。



「ちげぇーよ。片野は悪くないから。」


ウラがスケにいう。



「は？」

こんなにイライラしたスケを見るのは初めてだった。


「陽介に心配させたのは悪かったよ。でも、捻挫したのは片野せいじゃない。陽介は知らないだろ、片野が捻挫した理由」



二人に何故か険悪なムードが流れる。