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君の笑顔

第50章 頼んだよ ~陽介~

「訳わかんねぇな、なんなんだよ!何が言いたいんだよ!」


少し声を荒げた俺を沢村はあきれたような表情でみると、



「幸せにしてやれよ。」



と言った。



「はぁ?」



ケンカ売ってんのかと思い再び俺はイライラした。


幸せにって……



片野をか……?



そんな


片野はもう幸せなんだよ……



「なんのこと言ってんだかわかんねぇよ。」


俺はしらばっくれると



勢いよくベンチから立ち上がった。



すると、
背後から再び溜め息が聞こえた。




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