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君の笑顔

第52章 予感 ~ウラ~

「ん?」


そのまま何も言わない鈴木を不思議に思っていると、

急に鈴木は小さな袋を俺に差し出した。


「こ、これ!三浦くん、明後日誕生日で、冬休みだから、あげる時今日しかないし、なんていうかプレゼントで…陽介に付き合ってもらって…!」



鈴木は支離滅裂なことを言っていた。


「え?」


俺がキョトンとして聞き返すと、

「だから!これ、私から三浦くんへ誕生日プレゼント!」


と言って、袋を押し付けると、鈴木はすごい勢いで帰ってしまった。



プレゼント………?

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