
先生。
第3章 ◯ 黄色い朝食
どこかでプツン、と糸がきれたみたいに
全身の血が顔にのぼりはじめた。
きっと今のわたしは真っ赤な顔をしているだろう。
「…してください。」
「ん?」
「たくさん、して、下さい…。」
このほてった体は、あなたのものだよ。
「もっとはっきり言って?」
頬にキスを落とすあなたに
「たくさんっ、触ってくださいっ…!」
わたしはもう勝てないの。
「…合格。」
その瞬間
「っああんっ!」
今まで一定の距離をたもっていた指が、一気に中に押し込まれた。
「連れてってやるよ、天国に。
な。」
