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「あっ、ああんっ！ふあっ」



ぐちゅぐちゅ
ぐちゅんっ




じらされていた分だけ快感が増すように、女の体はできているのか。
脳が下半身に支配されたかのように思考を停止し、びりびり甘い痺れに酔いしれる。




「たくっ、あっ、はぁんっ！」




気がつけば目から自然と涙がこぼれた。

わたしを見つめながら冷静に刺激を与える拓の目線に、はっと恥ずかしさを覚えつつ
どうしようもないほどに狂う体はもう止められない。





「拓っ、たくっ…」




朦朧とする意識の中、何度もいとしい人の名前を呼ぶクセは

他でもない

目の前で私をもてあそぶ、この人に仕込まれたもの。






「はぁっ、んん！」






一般的な男性の平均よりも長いであろう、彼の指は、わたしの体が跳ね上がるくらい強く、私の中へ侵入する。





ズンズンズンッ
ぐちゅっぐちゅっぐちゅっ





外部からの侵入者にどれだけ子宮が驚き、収縮をもって抵抗しても
それはきっと喜びの裏返して
無音の部屋に鳴り響く卑猥な水音が、それを無情に証明している。