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先生。

第4章 ○青色の出会い。

「ふーっ…」



大きくため息をつき、わたしは今日一日で積み上げられた
膨大な量の紙の上に、ぐしゃっと突っ伏した。






今週の週予定。
6年生を送る会の計画案、子どものデザイン画、宿題のノート。

などなど。






毎日毎日、減ることのない課題の山に、なんだか元気を吸い取られてしまいそう。





本日月曜日。

また長い一週間が始まった。





子どもとかかわる時間。

それだけが唯一、この仕事を続けるモチベーションをあげてくれる。




教員は多忙。





散々言われ続けてきたこの言葉に、「なんとかなるでしょ。」精神でやってきたわたしだが

現実は小説よりなんとやら。
時々、心が折れそうになるのはまた事実。




…慣用句、使い方ちがったかも。




めまぐるしく進む意識を裏腹に、体はのんびと夕方の穏やかな雰囲気に全てをあずけていた。

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