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表は変人、裏は変態

第4章 クラスメイト

ガラガラガラッ

あたしは2、3分間心を落ち着かせて、やっと教室のドアを開けることができた。


・・・が。

「なんで誠くんしかいないの?」

さっきまでいたはずの夏と優太がいないのだ。

カバンもなくなってるし・・・帰ったのかな?

「俺がきたときにはもうこうなってた。
 あーもう、なんでいなくなんだよ!」

顔を真っ赤にしながら誠くんが叫ぶ。

「あの人たちなりに気をきかせたつもりなんだろうね」

全然嬉しくないけど。


「・・・まぁちょうどいいか。
 話したいことあったし」

話したいこと?



「お前体売ってるだろ?」

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