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君がいいんだ

第7章 腕の中の君

汗ばむ身体で彼女で覆いかぶさって
キスをする
二人とも息があがっている

「紗英…」

ひとつなることがあったら呼ぼうって
決めてた
かすれた声で紗英と言うと彼女は
驚いていた

「紗英…」
言いながら息を整えるように呼吸している彼女に軽いキスをする

「翔くん…」
「ん?なに?」
「大好き…」
「俺も…好きだよ…」

俺の左腕を枕にしてくっついている彼女は
俺に好きだと照れながら言う

「このままじゃ風邪ひいちゃうからスウェット着なよ?むこう向いててあげるから」

お互い着ていたスウェットをサッと着て
もう一度布団に潜りこむ

「このまま寝ちゃってもいい…?」
「あぁ…いいよ…俺も寝るよ…」
「ここに…いてね…」
「大丈夫…そばにいるよ…」
「…翔………くん…」

会話もままならなくなり
俺たちは深い眠りについた

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