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WONDERな世界

第3章 WONDER LAND -EPISODE #2-



 「とても綺麗な場所なのに
  勿体無いわ」

 「そ、そうか…」


―動揺してる。何で俺動揺してんだよ―


少女の一つ一つの仕草と言葉に戸惑う。


 「…ケホッ」


少女は手を薔薇から離し手を口元へと
運んで咳き込む。

 「だ、大丈夫か?」

俺は少女の方を向き少女の背中に
触ろうとするが少女は俺から離れる。

 「ごめんなさい。大丈夫だから」


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