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WONDERな世界

第3章 WONDER LAND -EPISODE #2-



 「―…っは、はぁ」

屋敷から門まで走る。


 「あ。」

彼は走ってきた私を見る。

 「…ッなにか?」

息を整え門越しで彼を見る。


 「これ、好きそうだったから。
  でも渡せれ…ないね」

彼はほんの数本の薔薇を私に見せ
苦笑をする。
そして彼は門を見上げたり
回りの外壁を見たりしている。

 「なにを、するの?」


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