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ポーカーフェイス

第2章 ポーカーフェイス

廊下は昼休みのため、行き交う人で溢れていた。


男子は嫌いだけど、それ以上に人混みは苦手。


昔、モテ過ぎたせいで同姓から酷い仕打ちにあってしまい、対人恐怖症になったことがある。


もう何年も前の話だし克服はしたけれど、やはり好ましくはない。


気にしないようにしながら、ポーカーフェイスを保ち教室に帰る。


自分の表情をコントロールすることくらい、お手の物。

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