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ポーカーフェイス

第2章 ポーカーフェイス

「男子なんて、大嫌い」


呼び出された屋上から教室に帰るため、階段を下りるとき呟いた。


心臓に刻み込むように、自分に理解させるように呟いた。


まさかその呟きを聞いていた人がいたなんて、思いもしなかった。

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