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ポーカーフェイス

第3章 嫌いなんだってば

「・・・ちょー迷惑なんですけど」


思わず、口からポロッと本音が漏れた。


「え、今なんて?」


本音が呟き程度の声だったせいか、聞こえいないようで聞き返された。


私はウォークマンのスピーカーを乱雑に切ると、キッと目の前の奴を睨み付けた。


「だーかーらー、迷惑そうじゃなくて、ちょー迷惑なんだって」

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