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ポーカーフェイス

第7章 夢覚めて

「あ、棗。おはよー」


リビングのドアを開けると、姉の渚(ナギサ)が食パンを頬張っていた。


「おはよ、今日は大学これから?」


「そーそー。今日帰り遅いから、適当にご飯買って食べてね」


渚とは2LDKのオートロック式で、防犯にはとても優れているマンションに住んでいる。


家賃も生活費もすべて、実家で払ってもらっている。


「ん、わかった」

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