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彼・彼女の言い分

第8章 理想の理由



「ごめん…水上…」



握っていた手が…




ギュッと

握り返された…




『そうですか…
じゃ…お詫びに…帰り付き合ってくださいね…』



ゆっくり…水上を見上げると…


苦笑い…してた…



「付き合う…」



へぼい回答しか…
出来なかった…



俺は…情けない…




そして…





水上に…




嫌われなくない…





って…






一瞬…





思っちまった………






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