彼・彼女の言い分
第10章 先生の理由③
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「あ…光さん?
今、水上さんのマンション出た所だけど。
今から、光さんのマンションいっていい?」
光さんと電話をして、マンションに行くことにした。
彼女の話しを聞くか直接聞いたほうがいいと思ったから…
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「いらっしゃい。」
「お邪魔しまーす。あっ
これ、なんか腹減ったから…」
コンビニの袋を光さんに渡し
靴を脱ぎ部屋に入る…
光さんの匂いがする部屋…
心なしか…
ドキドキする…
「え?望…晩飯まだ?」
コンビニの中身を見て
光さんはキョトンとしていた
「あ〜…まだ、食べてなかったな…」
「こんなのばっかり食べてると…あっという間に
お腹出てくるぞ!!!」
「若いので大丈夫です〜」
え〜っとした顔をして
光さんはキッチンに向かった
「座ってな…何か作ってやる」
お?
光さんの手料理!
感激!!!うれしい〜
「マジで?楽しみ!!!」
光さんは
冷蔵庫やキッチンを行き来し
手慣れた感じで
料理をしだした…
ヤベーな…
以外だな…光さんって
料理作れたのか…
対面キッチンの向こうに
真剣な眼差しで
料理をする
光さん…
講義をしてる時のような
キリリとした
目…
高校一年の時に
一目惚れした…
光さん…
思い出すな…
あの時の…
切ない…思い…