彼・彼女の言い分
第10章 先生の理由③
「水上さん…
高木クンは…
水上さんに惚れているし…ちゃんと興奮してると思うよ?」
『では…なぜに…
女性の体に…引いたのでしょう…』
あ…だね…
「推測だけど…
高木クンは女性の体に慣れてないだけでは?
やっぱり…初めては…不安になるものだしね…」
『はぁ…』
納得してないって感じだな…
「それに…
受けしか経験したことないのなら…
女性をどうリードするか…解らないのかもよ?
いつも…リードされてる訳だし…」
『なるほど…』
へ〜
そんなもんなんだ…
光さんは…
リードもうまかったぞ…
「水上さんの
声には興奮するなら…
目隠しでもしたら?」
『なるほど!』
「目隠しして、縛っちゃえ!」
『なるほど!』
「こら!光さん!
何、教えてるんですか!!!」
『なるほど!
私、春を攻めるのは得意です!』
「千花さんの口から、
そんな発言!聞きたくないです!!!」
大丈夫かよ!
先が不安だな…
頑張れ…
イケメン生徒…高木…