彼・彼女の言い分
第12章 感じる理由
カラン…
「いらっしゃっ…
春…クン?どーしたの…」
さっき出ていった
俺を見て
優香さんは…キョトンとしていた
「水上…は…」
「千花ちゃんなら…キッチンに…え?春クン? 」
俺は優香さんに頭を下げると
キッチンに入り…
水上の姿を探した…
水上はすぐに見つかった…
下げられたカップや食器を洗っていた…
『……春?……』
水上は俺の姿に
少し驚いていた…
「…水上…
体を……触らせてくれ…
この…イライラとドキドキの理由を知りたい…」
『///は…る///』
水上は…
一瞬…固まったが…
ニコッと微笑み…
俺の手を掴んで
キッチンを出た…