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彼・彼女の言い分

第12章 感じる理由


『兄さん。
帰ります!!!用事が出来ました!』


水上は俺の手を掴み
グイグイ進んでいく…



「あっ?えー!!!
千花ちゃん!!!!!!!!!」



水上はそのまま…
店を出てしまった……



外に出ると…

歩きながら…

スマホを取り出し…
何処かに電話をかけはじめた…


『あっ、
田中さん?
ええ、
今日はもう結構です…
そのまま帰ってください…
大丈夫です。
はい、ご苦労様です。
また、明日。お休みなさい』




ピッ!
と通話をやめた…


どんどん歩き…





駅裏の…
デカイ…
マンションについた…




手慣れた感じでロックを
解除し…


中に入る…



まだ…
手を掴まれたまま…





エレベーターに…
乗る…





俺は…
引っ張られるまま…




高級ホテル…の…
ような…マンションにいる…




何処だよ…
ここは………




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