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彼・彼女の言い分

第21章 文化祭の理由



『坂口さんは華道部の発表まで準備ですね…』


『はい、千花先輩は時間まで学食で和スイーツでも食べてきたらいかがですか?』




坂口は準備のために一旦部室に戻った



今日の学食は
和食のみのラインナップ!


他校と違い、
屋台や出店、学生が出展するものはないので

学食でいろいろと出す。


お嬢様やお坊ちゃまは自分でやるって事が基本ないらしい…




俺と水上は
時間まで校内をうろうろした



皆、和装で…
学校なのに学校でない感じがする



『タイムスリップしたみたいですね』


「だな…変な感じ…」




ブラブラ歩き、道場のほうに足が向いた



ちょうど正樹が、剣道の審判をしていた



「おっ正樹!やってるな、凛々しくてカッコイイな!」



審判姿は真剣で、カッコイイ

背の高い正樹はやけに目立つが…



『春?
見取れるの禁止です!!!』



「なんだよ?
ヤキモチですか?」


『はい、私以外見とれてはいけませんよ』


やれやれ、
朝から水上にしかドキドキしてないって!



道場を出ると、調度時間になった…



俺達は華道部に大量の花を届けることとした…



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