彼・彼女の言い分
第21章 文化祭の理由
華道部に花を届け
坂口のデモンストレーションが始まった
坂口は着物を可愛い系からシンプルな物に着替えていた
花が目立つようにとの配慮だろう
正樹も坂口の出番ぎりぎりに来た
「間に合った〜
袴でダッシュはキツイな!」
正樹は俺達の側に座り
坂口の発表を見守った。
坂口は基本に忠実に
率なくこなし
立派に生けてみせた
見てるこっちがドキドキして疲れた…
坂口の真面目な顔を久しぶりに見たな
正樹を見るとニコニコと…
正樹…
坂口がホントに好き…
なんだな……