彼・彼女の言い分
第27章 未来の理由
――――――――…
――――…
ん…
朝…か…
いい香りで目が覚めた…
『…ぁ…春…おはようございます…今、コーヒーを入れてますが…飲みますか?』
あ…昨日…
水上のマンションに泊まったんだった…
ベッドの中の俺は…
ぽや〜んと…水上を見ていた…
少し…腰が痛い…
「…飲みたい…」
『はい、
ではシャワーでも浴びてから…リビングにでも来て下さい』
部屋を出ていく水上を見て…
追うように、ベッドから出た
おぅ!!!
俺!!!真っ裸じゃん !!!
あの後…寝てしまったから…当然と言えば、当然なのだが…
恥ずかしい(〃д〃)
誰もいない部屋で
俺は真っ裸でオロオロした…
何か!羽織るモノ!
これではシャワー室まで行きにくい(//△//)
俺はシーツを掴み…
体に巻き…部屋を出た…
客室にはシャワー室があったが…
水上の自室には…なかった…
廊下をうろうろして
何とか…シャワーを浴びることができた…
全身を写す大きな鏡の前で…
昨日、水上と愛し合った体が映る…
首筋や脇…胸…
赤いキスマークに目が停まった…
「…あいつ…着けすぎだろぅ」
一つ一つ…
指で後をたどる…
その…一つ…一つの…記憶が蘇って…
「////」
うわーーーーー!!!
うわーーーーーーーー!!!
喘いだよーーーー!!!
喘ぎまくったよーーーー!!!
しかも!!!
後ろーーーーーー!!!
感じちゃったーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!
早く…
シャワー浴びよっと
思い出して…赤面する!!!