
彼・彼女の言い分
第5章 先生の理由
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今日はあのセレブ娘の家庭教師の日…
光さんから借りた雑誌を鞄に入れて…
駅裏の…高層マンションに向かう…
相変わらず…広い…入口だな…
ホテルだよな…マンションの粋をでてるよ…
ロックナンバーと指紋認証をパスして、部屋番号を入力…
今のセキュリティは…ややこしい…
《承認シマシタ》
厚いガラスの扉が開き…
ロビー…?
クローク係とか…コンシェルジュとか…いる…のか?
いそうだな…
エントランスを抜け…
エレベーターに乗り…
上の階のボタンを押す…
高いマンションだから…エレベーターも早い。
あちらこちらに防犯カメラ…各階に…警備員…
セレブは…監視されてますね…
そんなお子様に家庭教師…光さんの勤めている塾はそれ程、信頼もありレベルの高い会社って訳だ…
ま…俺も…そこそこ…良いところの坊ちゃんだしな…
しかし、ここまで凄くないぞ!
