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彼・彼女の言い分

第7章 先生の理由②

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「はぁ〜」

ため息が…出た…


『安藤先生…大丈夫ですか?気分でも悪いとか?』


今は、水上 千花 のマンションで家庭教師のバイト中…だった…


授業に集中しなければならないが…


光さんの事が…気になる…


「いや…大丈夫…。悪いな」



彼女は一通り問題をこなし、採点を求めてきた。


赤ペンを持ちながら…回答…

その間も…光さんが…気になっている…


最低だな…



コトン…



目の前に…香り高いコーヒーが…置かれた…





あの日の…光さんの…


背中が…浮かんだ…





「あ…ありがとう・・・」


『先生…何かありましたか?』



彼女の声は…優しい…

何でも知っている…そんな…感じもして…


つい、

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