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赤い印

第16章 甘いミルク

次の日、私は学校を休んだ。

連絡を速水先生に入れると、
特に咎められもせず、
「ゆっくり休めよ。」
と優しく言ってくれた。

毛布を頭からすっぽりと被り、
うずくまる。

頭の中が空っぽで、何も考えられない。

私はただその状態で時の流れに
身を任せていた。

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