テキストサイズ

赤い印

第16章 甘いミルク

コンコンコン。
扉をノックする音。
私は動く気力もなくて、居留守。

ガチャッ。

「え?」
「よー。佐倉。」
白衣を着たままの速水先生が
コンビニの袋を提げて現れた。

「何で…学校は…」
「まぁ、細かい事は気にするな。」

私はただ呆然とした。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ